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2018年度第3回(11月10日) 環流文明研究会 議事録

2018/11/17 5:16 に ユーザー不明 が投稿   [ 2018/11/17 5:19 に更新しました ]
2018/11/15

環流文明研究会各位               環流文明研究会
             今回担当:副代表神出瑞穂

2018年度第3回 環流文明研究会 議事録
下記のように開催され、活発な議論が交わされました。両発表とも今後の環流文明のあり方に関して重要な内容であり、時期をみて再度採り上げて参りたいと存じます。
(日 時)  11月10日(土)13:00~17:00
(場 所)  東海大学代々木校舎 4号館(4階) 4414教室 
(出席者)   川野美砂子、松本亮三、池田誠、星野克美、末武透、横山玲子、中田雅彦、橋本朋子,神出瑞穂 (敬称略)
(内 容)●①川野美砂子:「サイイド・アラヴィとシュリーナーラーヤナ・グル〜南インド・ケララにおける宗教的多元性の構造〜 」
*ケララは、 その 識字率の高さ、女性の地位の高さ、ヒンズー教徒、イスラム教徒、キリスト教徒の宗教的調和が、インド国内において特異な存在として注目されている。本発表では「宗教的調和」と呼ばれる社会関係を実現している構造を歴史的・文化的に、 「公共空間」と「対抗的公共空間」、「文化的記憶」と「対抗的記憶」などの概念 を用いて分析した。世界各地で発生している宗教対立への処方箋として、ケララモデルの 普遍化が可能か議論された。 
*池田誠氏より関連として「宗教についての世界価値観調査」資料が配付(リンク・ファイル)
②松本亮三:「世界文化遺産、無形文化遺産から考える自然と文化・文明の多様性」
*自然・文化・文明の多様性の消失に関する現状と近未来予測、自然の多様性を守る国連、UNESCO,NGOの努力、世界遺産と無形文化遺産などの文化・文明の多様性を守る活動、そしてまとめとして地球生態系の保全と新しい倫理の必要性について報告。環流文明の重要な側面の発表であり、科学技術、グローバル資本主義の進展と人類の“モラル革命”の必要性が議論された。

 (今後の予定)◆第4回:1月12日(土) 13:00~16:00
            東海大学代々木校舎 4階 4414教室
      ◆第5回:3月9日(土)13:00~16:00
           東海大学代々木校舎 2B11教室
                              以上
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ユーザー不明,
2018/11/17 5:16
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