環流文明研究会各位 環流文明研究会 今回担当:副代表神出瑞穂 2018年度第4回 環流文明研究会 議事録 下記のように開催され、活発な議論が交わされました。両発表とも今後の環流文明のあり方に関して重要な内容であり、時期をみて再度採り上げて参りたいと存じます。 (日 時) 1月12日(土)13:00~17:00 (場 所) 東海大学代々木校舎 4号館(4階) 4414教室 (出席者) 服部匡成、松本亮三、池田誠、星野克美、末武透、横山玲子、 小関武宏、青木一三,神出瑞穂 (敬称略) (内 容) ➀ 服部匡成 (文明法則史学研究所 代表) 「文明法則史学」という盛衰パターンの研究について * まさに米中貿易摩擦問題、また日本、ASEAN、インドを含むアジアのGDPが急速に欧米のそれに近づいてきている中、60年前に村山節が主張した800年毎に東西文明の盛衰の交替が起こるという主張は温故知新、改めて考え直す必要があろう。この「文明法則史學」とは何か、現在の文明法則史學研究所の活動および今後の研究課題、それに基づいた日本のあり方など網羅的に報告された。 環流文明の“環流”にも関係する研究であり活発に討議された。 ② 星野克美 (多摩大学名誉教授) 「工業文明」頭打ちから滅亡へ~文明滅亡・人類絶滅プロセスを予測する *「工業文明」は、人類史上初めて「巨大な地球文明」へ発展したが、すでに資源消尽・環境破壊という「地球惑星の限界」に到達しており、2020年前後に「頂点」を過ぎて「衰退化」を速め、50~60年代に「滅亡」してその歴史を終える。この様な星野史観の報告であった。この問題は環流文明研究会の発足時点から研究の底流に流れる問題意識である。速度を速めて現前に進行している「文明滅亡・人類絶滅」の難問を、文明研究はどう思考するか、社会に向けて何かを提言できるか、今年の研究会の活動にかかっている。 (今後の予定)◆第5回: 3月9日(土)13:00~16:30 東海大学代々木校舎 2B11教室 ◆池田誠氏(公共圏的組織)、小関武宏氏(地熱発電)を予定しています。 以上 |