home‎ > ‎news‎ > ‎

第22回 環流文明研究会の開催について

2012/03/08 10:01 に ユーザー不明 が投稿

師走の月となりました。富士山も真っ白になりました。

 

ところで、第22回の研究会は、12月17日(土)午後1時から東洋大学白山第二キャンパス(小石川植物園の近く)のB210教室(第21回の研究会と同じ建物の2階)で行います。交通案内図と建物図は以下の通りです。

 

112-0001東京都文京区白山2-36-5 TEL:03-5844-2400(代表)

建物図:http://www.toyo.ac.jp/campus/hakusan2_j.html

■都営地下鉄三田線白山駅 A1出口より徒歩10
■東京メトロ南北線本駒込駅 1番出口より徒歩15

交通案内図:http://www.toyo.ac.jp/access/hakusan2_j.html

 

20回を越える本研究会も、『比較文明』27に、あるいは、第29回比較文明学会の企画分科会に、結果を出してきました。今回はそれらを踏まえ、更なる展開をめざして今後の方向性を検討したいと思います。

 

星野さんと池田さんからは、多様なテーマ、多様な方向性を求めるようにという提案が出されいます。本研究会は、現代文明―それはますます行き詰まりを見せています―を越える文明を総合的に検討しようという研究会です。星野さん、池田さんのご提案をもとに、研究会の新たな転換を図りましょう。是非、さまざまなご意見をお持ち寄りください。

 

なお、このサイトに新たに「お問合わせ」の欄を設けました。ご質問やご意見をお寄せ下さい。この研究会どなたでも自由に参加し、意見を述べることができます。

 

第29回 比較文明学会(2011年11月19・20日、中央大学)で開かれた企画分科会「東日本大震災と原発事故から未来の文明を考える」で、当環流文明研究会は「限りある自然、変化する自然を人類は生き延びられるのか?―東日本大震災と原発事故で考える―」と題する分科会を担当しました。

 

信じられないような大津波そして現代科学技術の粋を結集して作られたはずの原発が大事故を起こしました。日本列島が非常に動きの激しい自然の中にあることを思い知らされました。地震と津波だけでなく、亜寒帯と温帯と亜熱帯にまたがる位置にあり、常々、集中豪雨と台風と豪雪に見舞われる日本列島、暖流と寒流が交錯する日本列島。それが豊かさをもたらす一方、大きな禍をもたらしています。こういう激動する自然のなかにあることを改めて見つめなおす必要があります。

 

他方で、大量のエネルギーを消費する現代文明の真っ先を行く日本はつねにエネルギーの安定確保に心を砕いてきました。今やその大量消費は世界化し、ピークアウトを迎えています。そしてまた、金属資源の枯渇も迫っています。自然は限られているということを改めて見つめなおす必要があります。

 

この分科会はそうした自然の激動と限界を踏まえ、未来のあるべき文明を描きました。その時に使用したパワーポイントのファイルを「公開文書」で公開しています。ご覧ください。分かりにくいところが多々あることと思います。ご質問やコメントをsomeya@culnature.orgにお寄せ下さい。各発表者に伝えます。

Comments